防音設計の専門家を探す際の留意点
一般住宅や木造防音室の防音設計ができる専門家が少ないと、相談者から言われます。
では、本当に専門家なのかというと、異分野から開業した建築業者が近年増えており、なかなか、一般の人には判別できません。
見分けるポイントには主に次のような諸点があります。
・理想的な遮音材、吸音材、制振材をそれぞれ説明できるかどうか。
・素材の周波数特性(透過損失など)を理解しているか。
・質量則を超えた相乗効果や大幅に遮音低下するコインシンデンスを考慮しているか。
この3つの項目が防音設計の常識として重要です。
これらが理解できない設計者には、薄いコンパクトな防音構造は立案できません。