壁など薄い防音構造に不可欠なもの
薄い防音構造を構築する場合には、個々の遮音材、制振材、吸音材の組合せかたや性能に大きく左右され、その必要な厚さが異なります。
では、一般的な建築材料の中に、その鍵を握る製品があるのでしょうか。
音の周波数特性を考慮すると、石膏ボードや合板類は専門的な防音材と併用することが有効です。
音響的な効果を含めると、木材(シージングボードを含む)は欠かすことができません。狭い部屋の防音室には重要であり、薄い材を条件とする場合は、合板を含めた木材は、石膏ボードや防音材と相乗効果を出せるかどうかが防音設計のノウハウです。
画期的な遮音パネルなど既製品は存在しません。すべて現場で組み合わせて施工することが不可欠です。
*参考情報:住宅の防音事例