防音素材の特性
防音素材は、大別して遮音材、制振材、吸音材というものがあり、これらを適切に組み合わせて生活防音や防音室の施工を行います。
なかでも重要なのが遮音材ですが、石膏ボード、合板類も遮音材に含まれます。
たとえば、石膏ボードと遮音ゴムマットは遮音特性が異なり、組み合わせることで相乗効果が期待できます。
*防音素材の特性をご覧ください。
柔軟性のある比重の大きな遮音ゴムマットは、石膏ボードの弱点となる周波数帯を補完し、全体的に遮音等級を上げることができます。
石膏ボードを重ねて改善できない弱点を、わずか厚さ3ミリの遮音ゴムが改善し、相乗効果をもたらします。
これは防音素材のもつ固有の特性であり、組み合わせることによって防音効果を高めることができることを実証しています。
異なる遮音特性の素材を複合的に組み合わせるのは、吸音材を併用する構造でも見られます。それが防音設計です。
とくに木造建物においては、比較的薄い構造でも遮音効果を大幅に高めることを、上記のような特性を複合化することで実現できます。